武田探偵シリーズ

つかいくつサスペンス作ったんだ?ってことでまとめた

上記どおり。では行って見ましょう! Fileナンバー 事件名 怪人名 File.1 同窓会殺人事件 悪魔 File.2 音大生殺人未遂事件 File.3 昔話連続殺人事件 File.4 隠し旅館殺人事件 File.5 女子大生失踪自殺予告事件 File.6 メモ帳切り裂き事件 File.7 妖女ゴーゴ…

オリジナルサスペンス2:武田探偵の事件簿:推理同好会殺人事件:#5

「杉下さん!グレイさんがどうかなされたんですか!?」 「い、いや、扉の前を通ったら、うめき声が聞こえて・・・。かすれ気味だったのですが、心配になって・・・・。」 「・・・・。鍵がかかってますね・・・。ぶち破りましょう!二階堂さんも手伝ってください!」 「わ…

オリジナルサスペンス2:武田探偵の事件簿:推理同好会殺人事件:#4

翌日の朝、なんとも爽やかな目覚めである。個室のドアを開けると、目の前には一人の女性が。二階堂さんだ。 「よっ!物音がしたから、起きたんだなーって思って!」 「そ、そうですか・・・。私は開ける前から二階堂さんかなーって思いましたけど・・・。」 「え?…

オリジナルサスペンス2:武田探偵の事件簿:推理同好会殺人事件:#3

「それでは、全員集まったことですし、まずこの同好会の狙いなどから説明しましょう。まあもう分かっているとは思いますけどね!」 なぜか全員どっと笑った。いや、今の言葉に笑のつぼなどないと思うが・・・。いや、なくても笑うと言う芸人かおまけの・・・。 「…

オリジナルサスペンス2:武田探偵の事件簿:推理同好会殺人事件:#2

中には、おそらくサラリーマン風のYシャツを着た男性、見るからしてアニメオタクの女性、ヘビースモーカーの女性に、これは質素なお嬢様風の女性だ。 「あ、あなたがHBさんですね!!」 そういって武田に話したのは、アニメオタクの女性だ。 「えっと・・・あ…

オリジナルサスペンス2:武田探偵の事件簿:推理同好会殺人事件:#1

「全く・・・、なんなんだよ『推理同好会』って・・・。」 武田は、揺れるワゴン車の中でそうつぶやいた。 「まあまあ、偶然ネットで知り合った同士ですし、2泊3日の推理好きしかできない話でもしましょうよ!」 そういったのは、ワゴン車を運転している『杉下希一…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#25

「んー、それで霧島、これからどうするの?」 「あ、ああ、そ、それなんだけど・・・、ちょっといいか零次・・・?」 「ん?いいけど・・・。」 霧島は、零次を遠くに歩きの隅に誘い、なにやら話し込んでいる。すると突然、零次が大声を上げた。 「え、えええ!!?ま…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#24

「田部さん・・・、あなたの動機はもしや、3年前の・・・。」 「・・・・・・・・・・・・はい・・・・・・・・・・・・。」 田部の動機はやはり、3年前の陰惨な事件だった。田部は静かにそれを話し始めた。 「私と淳司と麗華は、簡単に言ってしまえばこの視までもっとも親しい間柄でした…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#23

「た、田部慎一郎自身が持っている・・・物的証拠?」 「だ、だから犯人じゃないですって!物的証拠なんて・・・。」 「いいえ、確かにあります。第一あなたが今持っているんですから・・・。」 田部慎一郎が所持している、物的証拠・・・それを、口を緩めた武田が言った…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#22

「と、特別な存在って・・・。ぼく、そんな大げさな地位の人間じゃないですよ?」 「いえ、あなたは確かに『今週は特別な存在』なんですよ。」 (今週・・・!?) このとき全員が、武田の言葉の意味を理解した。それに真っ先に気づいたのは霧島。自分の想像を口に…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#23

ギュイイイイイインと、けたたましい音を奏でる電動鋸に対して、耳をふさぐ人も。 「こ、これで何をしようってんだ・・・!?」 「まあ、それは見てから・・・。零次、その電動鋸で、その丸太を切断してくれ。」 「あいよー!」 「は、はぁ!?そ、そんなことでき…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#22

霧島は、武田に訴えるような感じに、その推理に反論し始めた。それはおそらく、今までともに過ごした仲間を庇う形で・・・。 「前にも話しましたけど、伝道鋸の刃は、その例の事件以来全て処分しているんですよ?仮に食料の買出しの序に買ったとしても、買った…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#21

暗闇の中で、武田は犯人に向かって推理を言う・・・その前に零次が、武田に問いただした。 「ほ、本当にこの人が犯人なの・・・?」 「ああ、この人が、鹿沼さんと雪村さんを殺害し、漁船を破壊、そして鳶沢さんを殺害しようとした、真犯人なんだ。」 「くっ・・・。…

犯人当てクイズ第1回

突如始まった『切断島殺人事件』、問題編がこれにて終幕いたしました。次は解決編ですが、ここでダイアリーをごらんの皆さんに、犯人当てクイズをやってもらいます!設問は全部で2問、是非といてみてください! 設問1 犯人はいったい誰なのかを答えよ(複…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#20

「・・・・・鳶沢千晶・・・、あとはアイツを殺すだけ・・・か・・・。復讐するのにどんなに時間がかかったか・・・。それもこれで終わりだと思うと精々する。絶対にこの方法は思いつかないはずだ・・・。絶対に・・・。」 一人部屋の中でつぶやくのは、内容からして明らかに犯人で…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#19

武田が、今回の事件の犯人が誰なのかがはっきり分かったことを、零時は武田の顔を見ただけで分かった。そのため、零次は武田にこんなことを聞いた。 「ねぇタッツー、犯人分かったんでしょ!」 「え?」 「だって『犯人が分かったような顔』しているんだもん…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#18

「ま、まってタッツー!!」 零次は、武田に自分の疑問をぶつけた。それは、先ほど武田が言った、『物的証拠』についてだ。 「ぶ、物的証拠って・・・。凶器は?電動鋸なの?」 「いや、凶器はキッチンのナイフだろう。死因が頚動脈切断による失血性ショック死・…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#17

「オーイ、タッツー?何々?霧島から呼んでるよーって言われたけど・・・。」 「ああ、零次。今からこの『6台』の電動鋸すべてをくまなく探すんだ・・・・。」 「え?!6台もあったの?」 「『よく探したら』な・・・。工具箱に1つ、干草にまぎれていて、錆びている…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#16

「それでは、その3年前の事件について・・・詳しく。」 「は、はい・・・あれは・・・3年前・・・そう、丁度『鳶沢千晶』がここに住むことになったときです。この家は、今から5年前に使われるようになり、僕が一番最初に住み着いたんです。そして、松谷兄妹、香苗、慎一…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#15

霧島の部屋・・・今は鳶沢千晶の『鎮静室』になっている部屋から出た武田と霧島は、倉庫で見た光景をありのままに話した。 「んな・・・、香苗ちゃんも・・・!?」 「もちろんその倉庫にも、彼女の血で、『これで復讐は終わった。だが、まだ呪いは続く。切裂鬼』と書…

第2の事件

第2の事件が発生してしまいました。●被害者:雪村香苗(24) 死因:頚動脈損傷によるショック死凶器:ナイフ

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#14

武田と霧島が起きて、広間とパソコンルームで暇をつぶしている間、もう一人の『起床者』が、部屋でまたぶつぶつ呟いていた・・・。 「問題だな・・・。千晶が発狂するかどうか、それが問題だ。あの『探偵』とか言う奴もいるし、匿っている可能性も高い・・・。いや、…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#13

「3年前の・・・事件?」 武田はそう小声でつぶやいた。そもそも『アツシ』という人物と『レイカ』という人物に心当たりすらなかった。そして、鳶沢千晶が自ら口にした『私は殺される』・・・。彼女は、何者かに、いや『切裂鬼』という灰燼に殺されるようなことを…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#12

「刃が・・・ない・・・?ほ、本当ですか?」 「は、はい、本当です。全て処分したんですよ・・・。3年前に起きた事件を機に・・・。」 「3年前の事件?」 「あ、気にしないでください!それでは、僕はコレで・・・。」 霧島の口から出た、『3年前の事件』とは何なのか、…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#11

「うわぁ・・・、見るのヤダ・・・。」 「無理しなくて良いぞ。強制はしていないから・・・。」 「いや、タッツーのお供は僕の役目だもの!」 「頼もしいな・・・。ほい、エチケット袋。」 「は、はく前提なんだね・・・でもあたってる、ありがとおぉぇ。」 「感謝しながら…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#10

家畜小屋で見つけた、鹿沼謙輔のバラバラ惨殺死体。瀬津檀島で起きたこの殺人事件は、まだ序章に過ぎなかった。 武田たちは、いったんみんなのいる広間へ。そこでは、残っていた松谷興一と、一郎がコーヒーを入れて待っていた。それもそのはず、捜索の間に雨…

事件発生

さぁ、ついに切断島殺人事件第1の事件が発生いたしました。●被害者:鹿沼謙輔(24) 死因:頚動脈損傷によるショック死 凶器:ナイフ

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#9

「お、おい・・・、嘘だろ・・・?」 武田たちの目にまず飛び込んだのは、『破壊された1艇の漁船』であった。無論、無線機も壊れており、助け呼ぶことなどできない。 「ふむ・・・、漁船が壊されたとなると、いよいよ鹿沼さんの命も危ないと思いますね・・・。」 「え!…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#8

「え?!」 鹿沼謙輔の部屋で見たもの、それは・・・。 「い、居ない?」 「ここ、謙輔の部屋よね?霧島くん・・・。」 「そうだけど・・?どうかした、香苗?」 「あ、いや・・・。なんか、〝雰囲気〟が違うって言うか・・・、なんかが違っている気が・・・。」 「なんか?な…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#7

そして夜が明けた。武田たちは、一斉に扉を開ける。多少誤差はあるが。 「おっはよーう!タッツー!!」 「お前元気すぎだ・・・。」 「タッツーが元気ないだけだよ!」 「元気だよ!ただ・・・。」 「ただ?」 「妙に頭が重い。」 「寝不足じゃん?」 「こんなに…