武田探偵シリーズ

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:ゲスト

人物名 年齢 性別 霧島竹光 28 男 雪村香苗 24 女 松谷興一 28 男 田部慎一郎 25 男 鳶沢千晶 22 女 鹿沼謙輔 24 男 斉藤ひかる 23 女 松谷優実 20 女

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#6

「それでは、零次君たちも歓迎して、夕食にしましょう!」 その掛け声とともに、瀬津檀島の広間は盛り上がりを見せた。元からいる男女8人に、プラスして武田たち5人入るため、合計13人はさすがに広間のテーブルじゃ入りきらない。10人分テーブルのため…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#5

「松谷・・・、この島にある船、これしかないんだぞ・・・?」 「わ、悪ぃ・・・。」 甲板は少し凹んでしまったが、幸い壊れていないことに、霧島も一安心。武田たちを降ろし、島に1軒しかない家に向かった。その道中、武田は霧島に疑問をぶつけた。 「あの、霧島さ…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#4

元から船内にいた女性の悲鳴が聞こえた。霧島が、その女性の下に駆け寄る。 「ど、どうした!!?」 「か、かえる・・・。」 「え、蛙?」 そこには、小さなアマガエルが一匹。どうやら、瀬津檀島にいたアマガエルが乗ってしまい、たった今ひょっこり顔を出した…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#3

「お!霧島〜!」 「霧島?さん?」 船から降りてきた男性は、零次の高校の同級生の『霧島竹光』と名乗った。 「私は、あの瀬津檀島に1軒しかない家で生活しているんですよ!」 「・・・・、1軒?」 希美子が尋ねた。 「はい、1軒です。」 すかさず霧島も答え…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#2

「セツダン・・・、島?」 「そう!綾瀬の『瀬』に津市の『津』、檀上の『檀』で『瀬津檀島』!」 かなり物騒な名前の島だけに、武田も思わず、「物騒な名前だな・・・。」と言った。すると、零次が言った。 「そりゃ、あんな話があるからで・・・。」 「あんな話?」…

ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#1

武田探偵事務所、都内近郊にある私立探偵事務所だ。この探偵事務所には、『武田達志』という男が経営している。彼が、この事務所の所長であり、探偵だ。今は、『小椋希美子』と『赤菱法子』という女性に、部屋を貸している・・・、というより、貸させられている…

武探小説シリーズ恒例企画、犯人当てクイズ

ついに、武田探偵の事件簿、未知と悪魔のサイエンスも大詰めとなってきました。 ここで、今までの内容を見直しても良し、思い出すのも良しとして、犯人宛クイズを開催します。 容疑者は、この6人。 ①八城美貴 ②剣ヶ峰七季 ③石沢彩加 ④新堂与市 ⑤江井朋美 ⑥…

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#31

武田(NG・・・?) 零次の同期であり、友人でもある岸辺昇平が殺害された。死因は、ワインボトルで殴られたことによるショック死だと判った。 岸辺昇平が死の間際に残したダイイングメッセージ。これが、犯人の名前のイニシャルなのか・・・? 仁本「ウーム、毒殺…

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#30

男性の悲鳴が、第3多目的ホールから響いてきた。 仁本「声色は・・・男?」 武田「あの声は・・・!け、剣ヶ峰さん!」 零次「ぼ、僕は電話を済ませてから行くよ!タッツー達は先に!」 武田「はやくこいよ!」 仁本警部と小木刑事、そして武田が、第3多目的ホー…

未知と悪魔のサイエンス登場人物

名前 年齢 職業柄 八城美貴(やしろみき) 25 八城(やしろ)グループ5代目会長(だいめかいちょう) 八城三千子(やしろみちこ) 72 元八城(もとやしろ)グループ4代目会長(だいめかいちょう) 剣ヶ峰七季(けんがみねしちき) 27 バンドギター兼…

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#29

美貴「でも・・・、お母様が毒殺されて、パーティに来てくださった屯倉さんも毒殺されるなんて・・・」 剣ヶ峰「次はまた誰かが狙われるってか?」 新堂「ちょ・・・ぶ、不気味なこと言わないでくださいよ・・・」 朋美「新堂さん、ちょっと・・・部屋まで付いてってもらえ…

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#28

武田(零次しかイニシャルがRYの人がいない・・・いや、正直言うと他にもRYの人はいるが・・・男でRYの人は・・・。え・・・?男でRY?) 牛込「あ、武田さん!」 桜「あのぉ、私達なりに推理をして・・・」 武田「!そうか・・・・・・!判ったぞ!だから『Mr.RY』なんだ!」 希…

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#27

仁本「おーぅい、武ちゃん!思ったんだが・・・Mr.RYのRYって、イニシャルじゃないか?」 武田「・・・イニ・・・シャル?・・・・・・確かに、その線はあると思うけど・・・」 仁本「よし!早速、名簿で、男でイニシャルがRYの人を探すぞ!武ちゃん!手伝ってくれ!」 武田「OK…

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#26

武田(蜘蛛だ!蜘蛛があの廊下を歩く音の正体だ!) 零次「?タッツー、どうしたの、怖ろしい笑顔して。」 武田は、零次の脳天に思いっきり拳骨を叩きつけた。 武田「おまえなぁ、こっちは真剣に推理してるんだよ!なんだよ!怖ろしい笑顔って!不気味じゃな…

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#25〜第4章・そして事件は仲間へ〜

昇平、剣ヶ峰、石沢、そして司会を務めていた新堂と朋美は、まるで生き返ったかのような屯倉京香の姿を、真夜中に見たという。 秀司「ふ、ふざけるなぁ!京香は・・・・京香は殺されたんだぞ!!死んだ人間が・・・・亡くなった京香が・・・い、生き返る訳・・・」 武田(…

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#24

その夜、零次はギシギシと廊下で誰かがゆっくり、確実に歩いている物音を聞き逃さなかった。同じ部屋に居る武田に、こういった。 零次「だ、誰か居るんじゃないの?は、犯人とか!」という問いかけに、武田は・・・ 武田「んな訳あるか。不用心過ぎるだろ。」 …

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#24

零次「おかしいって・・・。何が?」 武田「ドアの鍵が施錠されてなかったことだ。」 武田の疑問とは、鍵の施錠であった。一体、どういうことなのだろう。 牛込「施錠がされてないってことは、誰にでも出来た衝動殺人・・・ってことじゃないんですか?」 武田「あ…

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#23

武田「なんで・・・なんで屯倉さんが殺害されなければならないんだ・・・」 三間坂キングホテルで起きた第2の事件。被害者は、殺される動機が見当たらない、野球選手、岡井秀司の友人、屯倉京香さんであった。 仁本「武ちゃん!また殺人か!」 武田「ああ・・・殺され…

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#20

武田「お、お前は・・・愛之助!?」 彼の名前は〝小川愛之助〟である。武田探偵事務所に隣接するもう一つの探偵事務所、神宮寺探偵事務所に住む内の一人だ。 零次「あれ?神宮寺さんは・・・?」 愛之助「ああ・・・車酔いでトイレ。」 赤菱(酔うタイプなんだ・・・) …

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#19

武田「じゃ、赤ワインを頼んだ人、前に出てきてもらおうか。」 武田がいうと、赤ワインを頼んだ人たちが、一斉に前へやってきた。もちろん、共通点があった。 零次「ウソ・・・」 仁本「あ、赤ワインを頼んだ人は、全員お年を召してる人たちじゃないか!」 …

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#18

希美子「グラスにあるけど、グラス自体にないって?」 武田は、グラスに毒物があるが、必ずしもグラス自体にあるとは限らないと言った。どういう意味なのだろうか。 武田「いいか、三千子氏が飲んだのは赤ワインだ。普通、ウイスキーと赤ワインは、同じグラ…

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#17〜第3章・蘇生する2人目の犠牲者〜

武田探偵に送られてきた挑戦招待状。そこには、あるパーティで殺人を犯すという内容であった。そして、予告どうり、八城グループ元4代目会長である、八城三千子72歳が、Mr.RYと名乗る者に殺害されてしまった。犯行に使われた毒物は、テトロドトキシン。果た…

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#16

〝小木渉〟・・・警視庁捜査一課の巡査部長である。お気に入りのメモ帳は、操作中での証拠等を記入している。彼にとって、警察手帳は一種の勲章としているようで、その勲章に書き込むことに躊躇っていた所、仁本警部にメモ帳に書けといわれたことが、メモ帳に書…

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#15

物の数分で、警察が駆けつけた。そこには、武田ファミリーの2人がいた。 仁本「武ちゃん・・・盛大なパーティにも殺人を呼び起こしたんか・・・」 〝仁本正三警部〟である。警視庁捜査一課の警部であり、武田の良き理解者である。何かと、プライベートでカップ麺…

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#14

武田「!?」 石沢「な、何!?」 昇平「何?」 朋美「き、キャァァァ!」 殺人の火蓋は切って落とされた。Mr.RYが最初に狙い、殺害した標的は・・・。 美貴「お・・・お母様!!!」 なんと、八城美貴氏の母、八城三千子氏であった・・・。そして、その死体の姿は、…

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#13

司会者「レディスアンドジェントルメーン!大変長らくお待たせいたしました!只今より!八城グループ創立55周年記念パーティを開催いたします!司会は私、新堂与市と!」 副司会「江井朋美が勤めます!」 武田「始まったな・・・パーティ。」 ついに、そのパー…

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#12

武田「屯倉さん、その、岡井選手はどこにいらっしゃるのでしょうか?」 秀司「後ろにいますよ。」 零次「おお!び、吃驚した・・・」 秀司「彼方が零次さんですね。以後、よろしくお願いします。」 岡井選手は、零次の手を、その大きな手で握り締めた。そのとき…

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#11

流石は有名グループのパーティだけあって、著名人がたくさんいる。 石沢「あ!私これからリポートの打ち合わせがあるんだった!じゃ、剣ヶ峰君、後で行うインタじゅーよろしくね!」 剣ヶ峰「おーっす。」 武田「?インタビューする人って、決まってるんです…

武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#10

零次「しょうへー、取材に関しての注意があるから・・・後でトイレに来てくれない?」 昇平「オッケー!良い時にメールするわ!んじゃ!」 岸辺はそういうと、前の席へと移動していった。とそのとき、誰かが声を掛けてきた。女性と男性だ。 ???「彼方が零次…