ダイアリーオリジナル:武田探偵の事件簿:切断島殺人事件:#7

 そして夜が明けた。武田たちは、一斉に扉を開ける。多少誤差はあるが。
「おっはよーう!タッツー!!」
「お前元気すぎだ・・・。」
タッツーが元気ないだけだよ!」
「元気だよ!ただ・・・。」
「ただ?」
「妙に頭が重い。」
「寝不足じゃん?」
「こんなに寝といてか?」
「うーん・・・。ま、いいじゃんいいじゃん!早く広間に行こうよ!」
 そういい、一人を除いて全員が広間に着いた。霧島はすぐに誰がいないのかわかり、呼びに行こうとした。
「あれ?謙輔いないじゃん。しかたがない、まだ寝てるかもしれないから、起こしてくるか・・・。」
「あ、じゃあ僕もいくよ!」
「ん、じゃぁよろしく、零次。」
「OっK〜」
 しかし、10分たっても、零次と霧島は戻ってこない。不思議に思った武田は、全員を連れて見に行った。
「おーい、霧島さん、どうかされたんですか?」
「あ、武田さん。いや、ノックしても返事がなくて・・・。」
「返事が?」
「やっだー気味悪い。ぴちぴちの肌が枯れちゃうわよ・・・。」
「そんなにぴちぴちでもないがな。」
「うっさい!」
 しかし、鹿沼謙輔の返事がないのは不自然。霧島は、合鍵を持ってきて、鹿沼謙輔の部屋を開けた。
「謙輔ー、開けるぞー・・・!?」
 霧島たちが目にしたもの、それは・・・。