武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#14

武田「!?」
石沢「な、何!?」
昇平「何?」
朋美「き、キャァァァ!」
 殺人の火蓋は切って落とされた。Mr.RYが最初に狙い、殺害した標的は・・・。
美貴「お・・・お母様!!!」
 なんと、八城美貴氏の母、八城三千子氏であった・・・。そして、その死体の姿は、何かに苦しめられたような格好をしていた・・・。
武田(・・・・・・俺はてっきり、美貴氏を殺害するつもりだと思っていた・・・だから美貴氏のワイングラスを見張り、飲む瞬間に一声かけるつもりだった・・・だが、美貴氏が・・・いや、全員がワインやウイスキーを飲みこむ前に、三千子夫人は倒れた・・・ということは・・・?)
出席者A「な、何だ!?しょ、食中毒か!?」
出席者B「食中毒だって!?」
秀司「お、おいおい、落ち着けよ皆・・・」
武田「全員動くな!!」
一同「!!・・・・」
武田「・・・・・・口からの異臭は無い・・・何らかの方法で、遅効性の毒を盛ったんだろうな・・・」
昇平「毒を盛ったって・・・なんでそんなことが・・・」
武田「俺は探偵だ・・・」
一同「!?」
武田「はっきり言おう!俺宛に、Mr.RYと名乗る男が、殺人を起こすという挑戦状を叩き込んできた!もしこの事件がそうなのであれば、真犯人、Mr.RYは、この3000人の招待客と主催者の知り合い、関係者、スタッフの中にいる!」
 パーティ開始直後に起こった毒殺事件。果たして、犯人はいかにして毒をもったのであろうか・・・?