武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#12

武田「屯倉さん、その、岡井選手はどこにいらっしゃるのでしょうか?」
秀司「後ろにいますよ。」
零次「おお!び、吃驚した・・・」
秀司「彼方が零次さんですね。以後、よろしくお願いします。」
 岡井選手は、零次の手を、その大きな手で握り締めた。そのときの零次の顔ときたら、満面の笑みを浮かばせたいが、突然すぎて驚きを隠せない顔にもなっており、引きつっていた。
秀司「それでは・・・京香、行こうか。」
屯倉「あ、うん。」
 岡井選手と屯倉京香は、2人で後ろの席へと向かった。
赤菱「ウン・・・出来てるな・・・」
希美子「で、出来てるって・・・まさか!!」
武田「はいはい、ガールズトークはそこまで。もうそろそろ始まると思うが・・・」
 次ぎの刹那、マイクのキーンという音が鳴り響いた。