武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#15

 物の数分で、警察が駆けつけた。そこには、武田ファミリーの2人がいた。
仁本「武ちゃん・・・盛大なパーティにも殺人を呼び起こしたんか・・・」
 〝仁本正三警部〟である。警視庁捜査一課の警部であり、武田の良き理解者である。何かと、プライベートでカップ麺を食している姿が見られる。武田と知り合ったのは、武田がまだ中学生――いや、中学に入ったばかりの頃だ。とある暴力事件が発生し、遂に死人まで出てしまう始末となっていた頃、次の標的として、武田が通い始めた中学校に狙いが定められてしまった。それが分かった武田は、追跡する物の、襲われてしまう・・・そこでであったのが、仁本警部というわけだ。
武田「いや・・・私のところにすでに殺人予告がされていたもので・・・」
仁本「・・・何!?さ、殺人予告!?」
武田「はい、これですよ・・・送り主不明の、奇怪な手紙です。」
仁本「ちょ・・挑戦招待状!?み、Mr.RY?!」
 武田は、例の挑戦招待状を見せた。もちろん、仁本警部は驚きを隠せてない。何故なら・・・。
武田「・・・如何したんですか?」
小木「警視庁にも同じ物が送られてきたんですよ・・・Mr.RYと名乗る男から・・・どこかで殺人を犯すと・・・」
 Mr.RY――彼のいう蘇生は、一体どういったことなのか、そして、毒殺方法はなんなのか。2つの謎が飛び交う。