武田探偵の事件簿:未知と悪魔のサイエンス:#27

仁本「おーぅい、武ちゃん!思ったんだが・・・Mr.RYのRYって、イニシャルじゃないか?」
武田「・・・イニ・・・シャル?・・・・・・確かに、その線はあると思うけど・・・」
仁本「よし!早速、名簿で、男でイニシャルがRYの人を探すぞ!武ちゃん!手伝ってくれ!」
武田「OK、良いよ。じゃぁ、零次、希美子達と一緒にいてくれ。愛之助たちも。」
愛之助「へい。」
零次「分かったよー!」

=管理室=
武田「・・・・そんな・・・・馬鹿な!」
 武田と仁本警部は、管理室で署名の名簿を見続けた。確かに、イニシャルがRYの人はいた。が・・・。
武田「このパーティで、イニシャルがRYなのは・・・零次だけ・・・だと?!」
 零次、本名山本零次。偶然なのか、必然なのか、彼しかイニシャルがRYの人がいなかったのだ。
仁本「お、おいまさか・・・零次君が犯人・・・!?な、な分けないよな?」
武田「・・・・・・零次は一度、殺人鬼に激怒している・・・そんなことができる奴に、殺人なんて・・・できるはずがない!とにかく、RYはイニシャルではないはずだ!別の線で進めましょう!警部!」
 零次が犯人でないことを祈り、犯人探しに励む武田と警部であった。