宝玉の開拓:#9.岩と剣と主人

ユウキ「岩って・・・これ、〝岩じゃない〟じゃん!」
ユウキたちの目の前に現れたのは、〝石でできた剣〟であった。
ラープ「いいや、これこそが、邪念岩ですぞ」
セブンガン(岩って言うから、てっきりごつごつした物を重い浮かべてたぜ・・・)
モンド「なるほど・・・〝石剣〟って訳だな・・・!」
ハカセル「本来の邪念岩から作ったと考えれば・・・これは、邪念岩ですね。分析っと・・・フムフム・・・やはり・・・これ、邪念岩から作られた、いわば、〝岩剣〟だよ」
邪念岩で作られた剣は、はたして、そのヒートウォードに通用するのであろうか・・・?
モンド「俺が抜こう」
モンドが、〝左手で〟抜いたが、なんと抜けなかったのである。どうやら、この岩剣はとんでもなく重いようだ。
モンド「ぬ・・・抜けん・・・」
ユウキ「本当?」
と、ユウキがそっと抜くと、スポッという音と共に、その岩剣が抜けた。
ラープ「じゃ、邪念岩が・・・岩剣が彼方を主人として迎え入れたんだ!」
ユウキ「え・・・?ええ!?」
モンド(やはりな・・・彼の能力は〝超信頼〟・・・ユウキは・・・だから現実の宝玉を持っていたのかもしれない・・・)
超信頼の能力を持っていたユウキ。ヒートウォード戦は近くなってきた。後は、セブンガンの能力だけだ。