謎解きはディナーのあとで#1:殺人現場では靴をお脱ぎください

 えっと、まずはじめに、何故『謎解きはディナーのあとで』の方装備が火曜日なのに、木曜日の記事として書いているのか、なのですが・・・。実は、当日・・・、つまり、火曜日で、この作品の第1話を見逃してしまったわけであります。そこで、探した結果、第1話を発見し、視聴したのが、今日の木曜と言うわけです。それでは、第1話、『殺人現場では靴をお脱ぎください』を・・・、そうぞ。


 話の冒頭は、大手エンジンメーカーの御曹司であり、警部であり、何かむかつく『風祭警部』が呼び出されるところから始まるわけですが、現場に着くなり、部下の宝生刑事に、白いシーフを購入してくるよう支持。まぁ要するに、城のスーツに走るくそシー不がいるとのことだが、シルクではないことに不満。だったら自分で買えよ、と感じる宝生だが、彼女も・・・。おっと、言う前に忘れていました。宝生刑事は女性で、風祭警部の呼び方のせいで、『嬢』と呼ばれているのだ。しかし、彼女は正真正銘のお嬢様。彼女は、執事の『影山』に、事件の内容を話すわけです。まぁ何故かと言うと、勘が良いから、そういうだけなのですが・・・。執事名だけに、度が過ぎたストーカー紛いの見守りをするわけです。しかも、その間にティータイムをする・・・。そんな執事に、宝生は事件の概要を話すわけです。

 今回の事件は、名付けるなら・・・、『靴を履いた女殺人事件』でしょうか。不自然なことに、自宅で・・・、いや、マンションの自室で、履きにくいブーツを履いた状態で、死亡していたのだ。聞き込みの情報からすると、まず、第一発見者で飲み友達のOLは、戸締りにも気を使う、用心深い人、だったそうで、メールをしても返信が来ないので、自宅を訪問したところ、鍵が開いていて、中に入ったら・・・、とのこと。次に大家さん。被害者の死亡推定時刻が6時で、丁度その時間、被害者の女性が帰宅する場面に遭遇。お帰りと声をかけたが、「あ・・・うん」といったそうだ。いつもはちゃんと挨拶をする人なので、不思議がっていたそう。最後に、見るからにオタクっぽい青年は、階段をどたどたと駆け下りる音を聞いたそうだ。おそらく、犯人が降りる音であろう。そして、現場には元彼と称した男の家の合鍵。訪問すると、すんなり話をしてくれることに。喫茶店に行くことになったが、玄関には白いハイヒールが。新しい彼女の物だそうだ。また、この男は被害者の合鍵も持っていた。男は、アリバイとして、友人と夜まで釣りをしていたそうだ。風祭警部は、その日は関東全域で大雨が予報されていたので、さぞ大変だったでしょうと言うと、その日は予報は大外れでピーカン。アリバイは成立していたのだ。

 この間にも、風祭警部とのやり取りがあるのだが、今回は端折らせて貰うとしよう。この事件の概要から、影山は、「失礼ながらお嬢様、あなたはアホでいらっしゃいますか?」と最初に申し、推理を始めるわけです。

 では、今回の話の推理を、僕からも判りやすく言いましょう。

 まず、第1の証言、被害者は戸締りにも気を使う・・・。ということは、彼女は鍵をかけ忘れたのではなく、合鍵で入った、と言うことになる。この時点で、合鍵を持つのは、元彼と大家さんと言うことになる。さて、大家さんの証言が正しいと言うなら、今回の事件がひっちゃかめっちゃかになったのは、大家さんのせいなのです。何故なら、被害者は帰宅したのではなく、『出かけるために自宅へ来た』のです。家に来るのが帰宅以外だとしたら、それは『忘れ物を取りに来た』ということ。実その日は天気予報では関東全域で大雨と言う予報がされていた・・・、もし、出かけた被害者が、洗濯物を取り込み忘れていたら・・・。彼女は、そのために家に来たのだ。だから、大家さんに対し、帰ってきてはいないので、変な返事をしたのだ。彼女は、駅へ向かって、そして戻ってきたので、オタクっぽい青年の聞いた音は、『彼女の階段を下りる音』だったのだ。

 つまり、こういうことだ。青年が彼女が出かける音を聞いた後、彼女は駅で雨の予報と洗濯物を思い出し、一旦引き返した。そこで、大家さんに帰宅と間違えられ、自室へ戻った。しかし、履きにくいブーツをはいていた彼女は、脱ぐのは面倒くさい。そこで、彼女は這い這いをして家へ入った・・・。そうすれば、『靴を履いたままでも家に入れる』のである。しかし、元彼のアリバイは成立している、でははんにんは誰か。それは、元彼が、元カノの合鍵を持っていることを知り、嫉妬した人物、そう、『白いハイヒールの女』こそが、今回の事件の真犯人なのだ!合鍵を持って、出かけたところを新入したが、家は散らかり放題。高貴な自分と、浮気相手と間違えている彼女を同格と扱われていることに、自分のプライドが許せない。しかし、その間、彼女が帰ってきてしまった。しかも、這い這いで入ってきた。プライドのために殺害した・・・。恐らく、元彼にとっては、『遊び相手』に過ぎなかった被害者。合鍵を持っていたせいで・・・、いや、本当はまだ縁も切れていないし、分けれてもいなかった・・・。つまり、二股。今回の事件は、男の隠し事から始まった嫉妬による殺人だったのだ。


 とまぁ、このような感じで、アメリカの漫画風に進むわけですが、今回はゲストとして、宝条の元執事役として、『伊藤四郎』さんが出演。これは、第1回から豪華。

 それでは、第2話も、下手な執事モドキ、『スパロウの記事は謎解きはディナーの後の推理の後で』をお楽しみください、